
今回は見慣れない、あまりメジャーではないアストラム社のフィルムをご紹介(いつもそうか)。ASTRUM・アストラムはSVEMA社の流れを汲むウクライナのメーカーです。
SVEMA社は2000年までフィルムを生産していました。一時期、海外の「Film Photography Project」で「Svema Color125」というフィルムをよく購入していたのですが、発色が悪くなって買わなくなりました。
元々、期限が切れたフィルムなので、保存状態によって左右されちゃうんですよね。いいときは最高、ダメな時はいまいち。そのいまいちが続いて購入をためらうようになりました。
「AstrumColor125」も同じ感度。ISO125なんて珍しいし、しかも詰め替えている。。。
もしかして、中身は同じパターン?って思いましたが、おそらく違う感じ。
柔らかい緑被り。レトロな場所にも
うっすらと緑がかぶってくる感じ。コントラストも強くないので、描写は柔らかめですね。
ロモグラフィーのISO800フィルムも緑被りでしたが、Astrum125の方が優しい緑って感じでしょうか。
他とは違うネガフィルムですね。初見の感想は「お、おぉーおぉ。ふーん。なるほどね」って感じでした(どんな感じやねん)。
描写がノスタルジーとはあまり感じませんでしたが、レトロなものや場所との相性も割といいですね。少し変化が欲しい時に使ってみるのもありかと思います。
緑被りだけど、クロスプロセス現像をした時のような、えぐ味もありません。ポートレートでも使えなくもないです(今日は一日ポートレート撮影!って時は使わないですけどね)。
ついでにSvema Color125の紹介
同じフィルムとは思えない色の違いでしょ。途中で価格も上がって、この色味になっちゃって、それ以来購入はしていません。運が良ければ一枚目みたいな色になります。ダークな感じがめっちゃ格好良いんですよね。二枚目は期限切れが進みすぎて、カラーバランスが完全に崩壊しています。
まとめ
価格は1,150円前後。ってことで、今のフィルム価格の平均くらいでしょうか。富士フィルムの業務用ばかり使っている方からすると、この色味の変化球は面白いのでは?
ちょっとドリーミーさもあり、ほんとに表現がしにくいのですが、いろんな顔を持つフィルムです。
自動巻き上げのカメラでは使用出来ないこともあるみたいなので、ご注意を。
ふんわり ★★★☆☆
鮮やか ★★☆☆☆
ノスタルジー ★★☆☆
ドリーミー ★★★☆☆
キレイ ★★★☆☆
面白さ ★★★☆☆
価格 ★★☆☆☆
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